2022/4/3
天気は生憎の雨。
まだまだコロナが猛威をふるっている中、ライブに参戦してきた。
そのライブを行うアーティストの名前は美波。
かれこれ美波のライブには足を運んでいるが、約2年ぶりぐらいに参戦することとなった。
全くと言っていいほど表舞台に露出しないので、ライブで美波に会えるのはとても貴重なように感じる。
ということで、今回のライブ会場でもある豊洲PITへと向かう。
会場に到着すると、すでに多くの人が集まっていた。
キャパでいうと、1,000人ぐらいだろうか。
自分の持っているチケットの整理券番号が呼ばれ、いよいよ会場に入る。
今回はスタンディングでのライブで、床にテープでマスが作られていて、そのマスが自分のスペースになっている。
スペースは早い者勝ちで指定されてはいなかったよ。
僕はステージから15mほど離れている場所でライブを観ることに。
開演は18:00。
会場では心臓の鼓動のようなBGMとSEが流れていた。
そして時刻は18:07分頃。
SEには時計の秒針が加わり、照明が切り替わった。
次の瞬間、「アメヲマツ」から美波のツアーでもある「BlackHeartSideTour2022」は幕を開けた。
今回のライブでも観客は声を出すことは出来ないけど、それでも美波のライブを心待ちにしていた観客たちは、手拍子や手を上げてライブの盛り上がりと気持ちを表現していた。
僕自身も手を突き出し、手拍子をしながら声が出せない分、気持ちを伝えようとしていた。
やっぱりライブっていうものは一方通行ではなく、演者と観客がいて成り立つんだなと改めて感じさせられた。
美波のライブを久しぶりに聴いて思ったのが、高音域の歌がさらに上手くなっていた。
(偉そうでごめんね)
美波の歌声の魅力でもある高音が綺麗に伸びていて、心に刺さりまくった。
歌声が刺さりまくった理由は、コロナ禍で中々思うように音楽活動ができず、悔しい思いをしてきたことが伝わったからでもある。
そして、ようやく観客を入れてライブができるからだ。
美波自身も、「こんなに人が来てくれてほんとに嬉しい」と開始早々に感極まっていた。
全部を言わなくてもそんな想いが歌声に現れていることが、観客である僕たちの胸には届いていた。
ライブが進んでいくと、普段ならレスポンスする曲も演奏されるが、観客は声を出すことはできない。
僕自身も声を出したくて我慢をしていたが、楽器隊の人が僕達の代わりのように熱くレスポンスをしてくれていたように感じて少し胸が熱くなった。
声には出せないけれど、演者と観客みんなでライブを全力で楽しんでいる空間が出来上がっていた。
個人的に特に好きな曲として、「main actor」と「水中リフレイン」が演奏されたが、、初めて美波のライブを観る人には力強く印象に残った曲だと思う。
水中リフレインはサブスクにもないので、ライブぐらいでしか今は聴けないかもしれない…
以前の美波のライブも良かったけれど、今回のライブでは確実に質が上がっている素晴らしいものになっていたので、残りのツアーも最後まで全力で駆け抜けてほしい。